【開催報告】公民館事業(栃木県那須塩原市)、体験プログラミング (2024/7/26)

2024年7月24日、栃木県那須塩原市の三島公民館にて、地域の小学校向け公民館事業「こどもクラブ」の一つとして子供向けプログラミングワークショップを開催しました。公民館事業のワークショップは今年度3回目ですが、年々ビスケット経験者は増えてくるものの、まだ半数は未経験でした。そのため、三角形から始め、状況を見ながら適宜題材を変更する方針をとりました。

ビスケットの基本からビスケットランド
ワークショップの冒頭ではアイスブレイクを行いました。最近、開始時にアイスブレイクを取り入れるようにしています。アイスブレイクを行うことで、子供たちがプログラム中に積極的に発言しやすくなり、活発な雰囲気が生まれやすくなると感じているからです。また、大人の参加者 (公民館スタッフやメンター) もより子供達に接しやすくなるり、自然なコミュニケーションが促進されました。

アイスブレイクに続いて、ビスケットの基本操作を学びました。三角形や海、パックマンでで基本操作を覚えていきます。パックマンはビスケット初心者でも自力でアニメのプログラミングに気づける子が多く、自由に制作することで、個性的で面白い作品が生まれることが多いです。

ワークショップ前半のメイン、”ビスケットランド”では、テーマを前回と同じ”夏の夜空”に設定し、夜空を彩る花火や星々を描きました。印象的だったのは、棒人間の登場です。話を聞くと、棒人間に花火を打ち上げさせたかったそうです。メガネにその跡が見えたので、もう少し時間をかけてサポートすれば、作品として完成に近づけることができたかもしれません。他の子供たちも花火の色や動きに工夫を凝らし、夏の夜を感じさせる美しい作品が多く見られました。

ちょっと応用
ビスケットランドの次は、私にとっても初の試みとなる”音”をやってみました。ビスケットの優しい音色のせいか、音が出ると子供たちは嬉しそうに微笑んでいました。ただし、音が小さいため(どうしても会場は会話や笑い声で静かではないです)、音が出ているか確認しづらい場面もあったようです。
最後にタッチを使った「たまごが割れたら」に取り組み、ワークショップを締めくくりました。

感想と今後
今回のワークショップでは、アイスブレイクが子供たちの元気を引き出す良い効果をもたらしていることを実感しました。また、「音」を取り入れたことで、より子供達の興味や創造性が引き出されたと感じました。
次回以降も、テーマ設定やアイスブレイクの工夫を続け、より多くの子供たちが参加したくなるような魅力的なプログラミング体験を目指していきたいと思います。